育児していると、ヒヤヒヤする場面が多くて気が休まりませんね・・・
うちのぽんちゃんは、もうすぐ2歳。
どんどん元気いっぱいになってきました。
普段から慎重派のため、あまり危ないことをする方ではないのですが、時折床に落ちているものを口に入れることも。また、ご飯を食べる際には、噛む回数が少なくて、丸飲みに近いことも多い・・・(笑)
それで今日、ひやりとしたことがあったので書き残します。
誤飲した「かもしれない」事件
保育園からの帰宅途中、道端に植えてある直径1センチ程度の実を摘み、遊んでいたぽんちゃん。
いつもは指でコロコロしたり、実を割ってみたりしているだけで、そのうちに「ポイ」するのが常でした。
今日は、その実を持ったまま、どうしても前向き抱っこがいいと訴えるぽんちゃん。
実を摘まみ、お鼻にあてて、「アパ~(アンパンマン)」などやっていた矢先。ふと見ると、実を持っていない。あたりを見渡しても、実は落ちていない・・・
これは、飲んだ可能性が否定できない・・・(ヒヤッ)
お口の中を見てみても、何もない。
本人は何もなかった顔をしている。
でも、私は最悪の事態は回避しないといけない・・・
実の名前はわからない。調べると、「タマサンゴ」に近い。
え、有毒って書いてあるんだけど・・・
まだ保育園に近かったから、先生に相談しに行く。
病院に電話してと言われる。
かかりつけの病院には、「飲んでないんじゃない?」という反応をされる。
え、飲んでたらどうしたらいいのよ・・・
「有毒」だけが頭をよぎっていく・・・
今回取った対応
・かかりつけ医に電話相談し、12時間経過観察
・知り合いの保育士さんに相談し、「そのサイズは飲むの辛い」と言われる
・実母に相談し、「それは飲めない!」と言われる
・タマサンゴの毒性を調べ、「嘔吐・下痢」程度と理解する
これらを踏まえ、今回は、以下の対応を取りました。
・おそらく「飲まずに落としただけの可能性が高い」と判断し、経過観察
・12時間は特に注意して経過を見る
要は、「様子見」です。。。
今回の事件でわかったこと
・誤飲したかどうかは子供の様子で結構わかりやすい(はず)
知り合いの保育士さんや実母からも、直径1センチほどもあれば「飲み込みにくい」から、飲み込んでケロッとしていることは考えにくい。だから今回は、おそらく飲んでいない。
(確かに、人差し指と親指で実を摘まみ、鼻にあてて「アパ~」とかやっていたら、落としそう)
・ひとくちに「有毒」と言ってもレベルがある
今回ぽんちゃんが遊んでいた植物と思われるタマサンゴ。これを誤飲していたとして、考えられる症状は嘔吐下痢。例えばこれが、朝顔の種だった場合は強い嘔吐下痢や、神経症状が現れる。タマサンゴ1個の誤飲で、命に関わる可能性は低いと思われる。
・意外と毒性のある植物は、身近にたくさんある
彼岸花、朝顔、チューリップ、紫陽花、水仙、鬼灯など・・・
多分、覚えきれないほどある。だから、これを覚えようとするより、子どもをよく見て、口に入れないように教える方が大事なんだろうな。
普段から気を付けたいこと
・子供の様子が見えるような位置で過ごす。
今回なら、対面抱っこにすればよかった。正面から見えないなら、リスクのあるものは除去する。
・食事の際、ごっくんする様子を見ておく。
どのサイズ感のものを、どんな感じで飲んでいるのか。ぽんちゃんはみかんを噛む回数が少なくて、皮が残っている。だから、飲むときに結構「ごっきゅん!」って言う(笑)そして少し眉をひそめるような、違和感のあるような表情もする。今回の事件ではそんな音もしなかったし、そんな顔もしなかった。
・口に入れたらダメなものは持たせない
持っても、よく見ておくか、すぐにポイしてもらう。
書いたら当たり前なんだけどね、そうなんだけどさ・・・
(病院から「なんで持たせておいたんですか、目を離していたんですか」って言われたことが心に残っている)
日常で、すぐに取り上げてばかりいても、子どものためでないし。
ほんの少し目を離してしまうこともあるよね・・・
その匙加減が難しいね・・・日々改善だね・・・
まとめ
誤飲した「かもしれない」場合、以下の確認が大切。
・誤飲のサイン:咳き込む、のどに詰まっている、いつもと違う様子
・飲んだ可能性のあるものの毒性
・一般的に症状が出現するまでの時間
・その期間の経過観察
今回のことがあって、私はあわてて色んな人に相談してしまったけど、事実を丁寧に拾えば、一人でも「経過観察」と判断したのかもしれない。でも、最悪の想定が除外できるまで調べたり、助けを求めることができてよかったと思う。
周りの方々に報告と、お礼を伝えに行こう・・・m(_ _)m
そうしてまた頭を下げる日々であった(完)
おわりに
※今回は気管に詰まる「誤嚥・窒息」とは違い、胃に入る「誤飲・誤食」についてでした。一個人の体験談のため、同じような状況になった際には楽観視せず、信頼できる専門家に相談することをおすすめします。
おまけ
GPT先生に聞いたことを備忘として。
乳幼児が誤飲しやすく、少量でも危険な植物リスト
| 植物 | 毒性のある部位 | 主な症状 | メモ |
|---|---|---|---|
| ヒガンバナ | 球根 | 嘔吐、下痢、痙攣 | 赤い花が特徴 |
| ジュズサンゴ(タマサンゴ) | 実 | 嘔吐、下痢 | 赤やオレンジ色の実 |
| トリカブト | 根・葉・茎 | 呼吸困難、心停止、痙攣 | 致死性が高い |
| キョウチクトウ | 葉・花 | 嘔吐、下痢、心臓異常 | 庭木としても多い |
| イヌサフラン | 球根・葉 | 嘔吐、下痢、痙攣、呼吸麻痺 | 秋に花を咲かせる |
| ヨウシュヤマゴボウ | 全草 | 嘔吐、下痢、めまい、呼吸困難 | 赤い実がなる |
| ナス科未熟植物 | 葉・茎 | 嘔吐、下痢、心拍異常 | トマト・ナスの葉・茎 |
| アジサイ | 葉・花 | 嘔吐、下痢、めまい | 小さな子どもが葉を口にしやすい |
誤飲時のチェックリスト(乳幼児向け)
誤飲の可能性確認
- 口の中に異物がないか
- 咳き込み、違和感の表情、いつもと違う様子がないか
植物・物の情報
- 名前や種類(不明なら専門家に確認)
- 毒性レベル・症状・発症までの時間
観察・判断
- 元気・症状なし → 経過観察
- 嘔吐・ぐったり・呼吸異常 → すぐ医療機関へ
連絡
- 必要に応じて小児科、保育園、家族に報告
- 不安な場合は早めに電話で相談して安心材料を得る
記録
- 何を口にしたか、量、時間、子どもの様子を簡単にメモ

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